更新日:2015年10月19日
出水市は出会い場
ナベヅルやマナヅルは、夏場にロシアや中国などのとても広い湿地帯に散らばって巣を作り、ヒナを育てます。そして、秋になると家族そろって出水へやって来ます。
世界一の越冬地「出水平野」では、世界のナベヅルの約8割、マナヅルの約半数が集まって、1万羽もの集団で冬を過ごします。
その中で、若いツルたちは結婚相手を見つけています。
出水は、ツルたちの『出会いの場』になっているようです。
ツルは「鳥目」ではない
フクロウなどは例外として、『鳥目』の意味のとおり、多くの人が「夜、鳥は目が見えない」と思っているのではないでしょうか?
でも、ツルは『鳥目』ではないようです。それは夜中に出水に渡来してくるツルもいるからです。
ツルは木に留まらない
よく、掛け軸や屏風などに、松の木に留まっているツル( タンチョウ) が描かれていますが、タンチョウをはじめ、マナヅルもナベヅルも木に留まることはありません。
お問い合わせ先
- ツル博物館
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出水市文化町1000番地
電話:0996-63-8915
FAX:0996-62-8915