ツルの観察ポイント

更新日:2015年10月19日

家族

ひなの画像 写真提供 ダウリア国立公園 オレグ・ゴロシェコ博士

 ツルは卵を通常2個産み、親2羽とヒナ2羽の家族となります。
 ツルは家族で行動しますので、日中は4羽で行動していますが、病気や事故などで1羽死んでしまったものなどの3羽の家族もあります。
 どのような家族構成か観察してみましょう。
幼鳥の声
 幼鳥は、成鳥と同じくらいの大きさですが、頭から首にかけて茶色がかっていて頭頂部や目の周りが赤くありません。
 幼鳥の鳴き声を、耳を澄ましてよく聞いてみてください。まだ「ピヨ、ピヨ」と鳴いています。
 ツルにとって最も怖い生き物は、「人間」です。  決して驚かせることなく、やさしい気持ちをもって観察・見物してください。

珍しいツル

珍しいツルの様子

 出水平野に渡来するツルの中で、最も多いのはナベヅル、次に多いのはマナヅルです。この2種が群れのほとんどを占めています。
 しかし、ごくわずかですが、群れの中には他の種類のツルもいます。クロヅルやカナダヅル、ナベクロヅルは、ほぼ毎年、数羽ずつやって来ます。
 また、毎年ではありませんが、ソデグロヅルやアネハヅル、タンチョウが1~2羽渡来することもあります。
 1万羽の群れの中から、数羽しかいないこれらのツルを探すのは難しいかもしれません。
 ツル博物館クレインパークにそのシーズンに渡来しているツルの種類やツルの特徴等をお問い合わせになり、現地で見つけてみてください。

足環

足環のついたツル

 ツルをよく観察すると足環が付いているものがあります。
 この足環は、調査研究のため装着されたもので、各国でも付けられた場所、年によって足環の色が違います。日本は近年黄色です。
 足環の色と標識番号を調べれば、いつどこで付けられたものであるかが分かります。
 また、この足環が付いているツルを継続的に観察することでツルの寿命や渡りのルートを知る手がかりとなります。

お問い合わせ先

ツル博物館

出水市文化町1000番地

電話:0996-63-8915

FAX:0996-62-8915

メール:crane_c@city.izumi.kagoshima.jp

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