更新日:2015年4月20日
「ブックスタート」とは・・・
『0歳児とその保護者に絵本を手渡し、親と子が楽しく心温まるひとときを過ごしてもらおう』という運動です。
『赤ちゃんと絵本を介して楽しいひとときをわかちあおう』のキャッチフレーズとともに、1992年にイギリスのバーミンガムで始まり、日本をはじめ、世界各国に取組が広がっています。
出水市では、赤ちゃんの健やかな成長を願い、子育てを応援するため、保健センター、教育委員会読書推進課、市立図書館そしてボランティアが協力して、ブックスタートに取り組んでいます。
6〜7か月児健康相談の会場で、絵本の読み聞かせを体験していただき、絵本の入ったブックスタートセットをプレゼントしています。
- だれがもらえるの?
6〜7か月児相談に参加される赤ちゃんと保護者 - どこでもらえるの?
6〜7か月児相談会場
≪赤ちゃんの体の発育にミルクが必要であるようにあかちゃんのことばと心を育むためには愛情に包まれた抱っこの暖かさの中でことばと心を通わせる時間が大切である≫ といわれます。
赤ちゃんと一緒に、楽しい時間をつくってくださいね。
赤ちゃんと一緒に、楽しい時間をつくってくださいね。
赤ちゃんからの読み聞かせ
【なぜ0歳からスタートするの?】絵本の読み聞かせは、何歳からでなければならないというような、教育的な制約は全くありません。赤ちゃんが、母親や父親のふところで、お気に入りの絵本を読んでもらうと、赤ちゃんは、安心感、信頼感、幸福感でいっぱいになり、情緒が安定します。こういう触れ合いが、将来の赤ちゃんの人間形成に大きな影響を与えるといわれているのが、0歳からのスタートの根本的な意義といえるでしょう。
≪「0〜2歳児の読み聞かせ70選」 宮崎清著 参照≫
【赤ちゃんにはまだ早いのでは?】
赤ちゃんのうちでも早すぎるということはありません。乳幼児期は、言葉の意味や話しの内容は分からなくても、愛情を感じながら本の世界を楽しむことが大切です。ひざに抱っこして、温もりを感じさせながら読んであげれば良いでしょう。「優しい声を聞くのは気持ちいい」赤ちゃんはまずそんな風に絵本を体験、認識していくといわれています。
【読み聞かせで大切なことは?】
本を与えようというよりも、まずは親子の触れ合いを大切に考えてほしいです。赤ちゃんと一緒にページをめくり、絵を見たり、簡単な言葉を繰り返したりすることで、親子のコミニュケーションを深めることが出来ます。大切なのは、絵本を読んであげ、たくさんの温かい言葉をかけてあげることだといわれます。
次に、自分自身が楽しみながら赤ちゃんに読み聞かせをすること。そして赤ちゃんの語りかけを聴き、赤ちゃんと楽しい時間を分かち合うことです。
【子どもが何回も同じ絵本を読んでと持ってくるが?】
「もう一回」と言ってきたら、「しめた」と思って、読み方を変えず又同じように読んであげてほしいです。子どもは2回目は積極的に参加し、次はこうなるのではと想像の芽が伸びているといわれます。
【どんな絵本を選べばいいか】
1・2歳までは、ストーリーにこだわらず、短い同じ言葉を繰り返すなど、言葉にリズムがあるもの、色がはっきりとしていて、赤ちゃんにも見分けやすいものなどから始めると良いでしょう。例えば“じゃあじゃあびりびり”など。出水市立図書館の「おすすめの本リスト」など参考にしてみてください。
赤ちゃんにおすすめの本
赤ちゃん向けのおすすめ図書を紹介しています。詳細は、「赤ちゃんえほん おすすめ本」のページを参照してください。
◎ セカンドブック事業
平成27年4月からブックスタート事業のフォローアップ事業として、セカンドブック事業を始めました。これは、市保健センターで行われる2歳児歯科相談に来た、親子に絵本をプレゼントし、ボランティアによる絵本の読み聞かせを行うものです。
保健センターで行われる健康診断の場で行うことにより、すべての2歳児の親子に出会えるという利点があります。
配布した絵本を親子で読み、楽しい時間を過ごしてほしいという思いを込めて進めて行きます。
図書館をご活用ください
市内3図書館では、乳幼児向けの絵本を多数そろえております。また、子育て中のパパ・ママを応援するため、育児に関する本や雑誌も所蔵しております。
利用者カードは、0歳児も作ることができますので、ご家族でご来館ください。
お問い合わせ先
- 読書推進室
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出水市緑町1番3号4階
電話:0996-63-4121
FAX:0996-63-2202