上場遺跡について
更新日:2017年4月17日
上場遺跡について
上場遺跡
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東は伊佐市、北は熊本県水俣市と接する、標高約500mの上場高原一帯は、昔から黒曜石の石器がたくさん落ちている場所でした。 出水高校の考古学部顧問であった池水寛治先生は、この一帯に以前から注目しており、たびたびの調査の結果、昭和40年、上場遺跡が発見されました。 昭和41年から始まった発掘調査は、上場遺跡だけでなく、周辺の数々の遺跡にも及び、多大な考古学上の発見がありました。 中でも、日本初の発見として、旧石器時代の住居跡とされる竪穴(たてあな)が2基発見され、日本中の注目を集めました。上場遺跡の出土品は主に次の表のとおりです。 |
上場遺跡の主な出土遺物
何年前? | 文化層 | 土層 | 出土遺物 |
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第1層 | 表土 | 縄文前期土器など | |
7.3〜6.5千年 | 第2層 | 黄褐色砂質ローム層 | 石鏃、押型文土器 |
1.3万年〜7.4千年 | 第3層 | 黒色土層 | 細石刃、爪形文土器 |
2.4〜1.4万年 | 第4層 | 黄褐色粘質ローム層 | 台形石器、ナイフ形石器、掻器、削器、切断剥片、彫器 |
2.5万年 | 第5層 | シラス(姶良カルデラ) | 無遺物層 |
2.8〜2.5万年 | 第6層 | 茶褐色粘土層 | ナイフ形石器、台形石器、掻器、チョッピングツール、チョッパー |
3万年 | 第7層 | 岩盤(安山岩) |
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