ツルの一年

更新日:2015年10月19日

春~夏

ダウリア国立公園 写真提供 ダウリア国立公園 オレグ・ゴロッシェコ博士

 ナベヅルやマナヅルの繁殖地は、ロシア南部のアムール川やウスリー川流域、中国東北部の湿地です。繁殖環境は種によって異なりマナヅルは広く開けた湿地、ナベヅルは林に囲まれた湿地に4月から5月にかけて巣を作ります。卵は通常2個産み1か月ほどでふ化します。生まれたヒナは2~3日もすると親と一緒に巣を離れ湿地の中で暮らします。

渡来

渡来の様子

 秋になると繁殖地を飛び立ち越冬地へ向かいます。
 毎年10月初旬になると、第1陣のツルたちがシベリア方面からの長旅を終えて出水平野に到着します。

越冬

ツルの大群の様子

 北西の季節風に乗ったツルたちは次々と大群をなして飛んで来ます。
 2月下旬になると渡来のピークを迎え、多いときは1万羽を超えて「万羽ヅル」となります。

北帰行

北帰行の様子

 出水平野で冬を過ごしたツルの家族は2月から3月にかけて天気の良い日を選んで天高く舞い上がり群れを作って北西方向へ飛び立っていきます。天草・長崎の上空を飛んで朝鮮半島を経由し、再びツルたちの繁殖地であるシベリア・中国東北部へ帰って行きます。

渡りのルート  資料提供 日本野鳥の会・山階鳥類研究所

渡りのルート図

お問い合わせ先

ツル博物館

出水市文化町1000番地

電話:0996-63-8915

FAX:0996-62-8915

メール:crane_c@city.izumi.kagoshima.jp

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