鎮国山感応禅寺
更新日:2017年4月17日
鎮国山感応禅寺
建久5年(1194年)島津家初代忠久が創建し臨済宗禅の祖栄西禅師が開山した日本最古の禅寺で、島津家菩提寺として栄えたところです。 寺宝として、県指定重要文化財の十一面千手観世音菩薩像と脇立四天王像の5体の木造が所蔵されているほか、様々な文化財が保存されています。境内には、忠久、忠時、久経、忠宗、貞久の島津家5代の墓碑、五廟社が残されています。 |
十一面千手観世音菩薩像 感応寺の本尊で、平成元年に京都国宝修理美術院で修復され、内部より“文安2年院隆作”の記名が発見されました。地方寺院には珍しく本格的な仏師による丁寧な作りがされていて、修理にあたった美術院では“院派最後の華”と評しています。持国、増長、広目、多聞の脇立四天王像と共に県重要文化財に指定されています。 |
雲山和尚頂相(絹本着色) 雲山和尚は島津貞久公(5代)の命を請けて感応寺の復興にあたった中興開山で、讃文中には、足利尊氏公が和尚を称えた(さぞなげに都の遠き山の端に曇らぬ月のひとりすむらむ)の和歌も書かれています。10代徹堂和尚の時代に作られたものであり、県内最古の頂相(禅僧の肖像画)です。県文化財に指定され、感応寺に保存されています。 |
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