市指定文化財(史跡・有形文化財(彫刻)) 37-38
更新日:2022年9月29日
市指定文化財(史跡)
37 俊寛僧都碑(しゅんかんそうずひ)
自然石の面に「為俊寛僧都菩提也 施主 吉冨十郎左衛門 延宝五丁巳」とあり、1677年に建立されたものである。 平家物語によると、俊寛僧は、平清盛の専横を憎み、平家を滅ぼそうと陰謀を企てたが、発覚し同士の藤原成経、平判官康頼とともに硫黄島へ配流された。その後藤原成経、平判官康頼は許され京に帰ったが、俊寛は重罪として独り島に残された。伝説によると、その後俊寛は救われて密かに島を脱出するが、舟中で病になり、荒崎で舟を降り、山内寺で隠棲中に死亡し、ここに葬られたと伝えられている。墓は元、土塚であったが野田の住人吉冨十郎左衛門が500年忌にあたる延宝五年に石碑を建てて祀ったものである。 |
市指定文化財(有形文化財(彫刻))
38 感応寺仁王像(かんのうじにおうぞう)
感応寺第28代直応和尚の時、堀兵左ェ門からの寄贈で、寛延4年(1751年)に建立された。作者は不明である。石像の密迹金剛力士像(右を那羅延金剛ともいう)仁王は仏教を守る神としてインドの16大王に形どった金剛力士で寺の門に建てられている。後背に熊野権現とあるのは、廃仏毀釈の法難を避けようとする偽装ではないかと言われている。 |
お問い合わせ先
- 文化スポーツ課
-
出水市緑町1番3号2階
電話:0996-63-2108
FAX:0996-63-1331