県指定文化財(無形民俗文化財)6-7
更新日:2022年9月29日
県指定文化財(無形民俗文化財)
6 出水市の種子島楽
出水麓地方に昔から伝えられてきた郷土芸能のひとつである。約400年前に第二代地頭の椛山久高が琉球からの帰途、種子島に立ち寄り特異な踊りを面白く思い、従者が各地に伝承したとも言われる。古くは、旧7月1日に御仮屋馬場で夏踊りのひとつとして踊られていたようである。今では諏訪馬場地区を中心に5集落で保存会を結成し、大きな行事のときに踊られている。 |
7 高尾野町の兵六踊
起源は不明であるが、高尾野地区の中里・上水流・大久保・本町などで踊られていたが、現在は高尾野校区青年団が保存会をつくり伝承している。毎年9月23日、紫尾神社の祭礼で奉納される。 この踊りは、薩摩の武士大石兵六が吉野の原で狐退治をする話(大石兵六夢物語)を一種の舞踊劇に仕組んだもので、薩摩武士の蛮勇を諷刺したユーモラスで活発な踊りである。 兵六は、頭に手拭をかぶり、麻のカタビラを着て袖を肩までまくり上げ、裾は尻からげにする。白木綿の帯に赤蛸の大小・素足に太緒のわらぞうりをはく。吉野をはじめ他の友人や兵児たちは、兵六と同じような服装で、手にはカズラをまきつけた棒杖を持つ。 |
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