小・中学校等施設の耐震診断結果について

更新日:2016年11月9日

小・中学校等施設の耐震診断結果について

 小・中学校等の施設は、児童生徒等にとって一日の大半を過ごす学習・生活の場であるとともに、非常災害時には地域住民の避難場所となるなど地域の防災拠点としても重要な役割を担っており、その安全性の確保は極めて重要です。
 市では、市立の幼稚園、小・中学校及び出水商業高校を最優先に、昭和56年以前の旧耐震基準で建てられた校舎等の耐震診断を実施し、その結果に基づいて、順次耐震化を進めていくこととしています。
 平成20年6月に地震防災対策特別措置法が改正され、公立の幼稚園、小・中学校等の校舎等について、耐震診断を実施した建物ごとにその結果を公表することが義務付けられましたので、これまで実施してきた耐震診断の結果を公表いたします。
 今後とも、小・中学校等の施設の耐震化をさらに進めてまいりますので、御理解、御協力をお願いいたします。

なお、該当する基準やその用語の表す意味は次のとおりです。

◇該当する施設
 昭和56年に施行された新耐震基準以前に建設された学校施設で、木造以外の校舎等で階数が2階以上、又は床面積の合計が200平方メートルを超える施設、及び木造の校舎等で3階以上、又は床面積の合計が500平方メートルを超える施設です。

◇耐震診断の方法
・耐震化優先度調査
 建物の建築年、構造形式、コンクリート強度、耐震壁などから第2次診断等の実施の優先度順位を判断するための調査のことです。その結果が1から5までの5段階の優先度ランクに判定され、小さい数字ほど優先度が高くなります。

・第2次診断
 柱、壁、コンクリート強度、鉄筋量等から建物の強さと粘りを推定する診断方法で、耐震補強内容を検討し、設計を行うための詳細な診断方法です。

◇Is(アイエス)値
 建物全体の耐力や粘りを表す構造耐震指標で、値が大きいほど耐震性が高いことを示しています。
 建築物の耐震改修の促進に関する法律では、Is値に応じた地震に対する安全性の評価を次のとおり定めています。

Is値 構造耐力上主要な部分の地震に対する安全性
0.3未満 大規模な地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い。
0.3以上0.6.未満 大規模な地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある。
0.6以上 大規模な地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い。
※ 学校の場合は、利用者の安全性確保や非常時の応急避難場所としての機能役割を担うため、一般よりも高い耐震性能が必要であるとして、Is値0.7以上を危険性が低いとしています。

◇保有水平耐力
 建物が水平方向に受ける力に耐えられる力のこと。

◇q(キュー)値
 建物の保有水平耐力に係る指標で、現行の建築基準と同等の耐震性能があるとされる目標値は1.0以上です。

◇CtuSD(シーティーユーエスディー)値
 建物の保有水平耐力に係る数値で、現行の建築基準と同等の耐震性能があるとされる目標値は0.3以上です。
 CtuSD値=0.3×q値。

◇構造
 ・RC=鉄筋コンクリート造
 ・S=鉄骨造

◇旧基準
 現行の耐震基準が改正・施行された昭和56年度以前に建築された建築物。

◇新基準
 昭和57年度以降に建築された建築物。現行の耐震基準に対応。
 

お問い合わせ先

教育総務課

出水市緑町1番3号4階

電話:0996-63-4078

FAX:0996-62-4811

メール:kyoso_c@city.izumi.kagoshima.jp

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