消防豆知識 消防の歴史  後編

更新日:2022年2月12日

消防の歴史 昭和時代(戦前)

 昭和に入ると、国際情勢の変化、時局の切迫に伴い、国防上重要な都市に、公設消防署が設置されていきました。
 昭和14年「警防団令」により、「防空任務」が加えられ、「消防組」は「警防団」と名称を変えました。
 従来の水火災の鎮圧という任務のほかに、防空監視や爆撃下の救護活動も担うようになりました。

消防の歴史 昭和時代(戦後)

出水消防署 開署

 敗戦に伴い、「警防団」という戦時体制の消防は「消防団」として再出発することになりました。
 消防は、明治以来、警察機構の中にありましたが、新たに「地方自治法」が施行され、昭和23年「消防組織法」施行に伴い、市町村長が消防組織の運営管理にあたる「自治体消防」に移行しました。昭和38年には、救急業務が法制化。昭和40年代以降は常備化が進められるとともに、一部事務組合方式や事務委託方式を活用して複数の市町村単位で消防体制を取る広域化も進められてきました。

消防の歴史 平成以降

 平成7年1月17日 阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)を教訓に、大規模災害は、地域の消防力だけでは対応できず、広域的な応援が必要となることを痛感させられ、全国的な広域応援のしくみとして緊急消防援助隊が創設されました。
 平成16年には消防組織法が改正され、緊急消防援助隊が明確に位置づけされました。
 また、同年に武力攻撃事態等に対応する国民保護法が施行され、消防も一定の役割を担うことになりました。

お問い合わせ先

消防本部

鹿児島県出水市緑町50番2号

電話:0996-63-0119

FAX:0996-63-2281

メール:shobo_c@city.izumi.kagoshima.jp

このページに関するアンケート

このページの情報は役に立ちましたか?
このページの情報は見つけやすかったですか?
ご意見がありましたらご記入ください