更新日:2022年2月12日
消防の歴史 江戸時代
戦国時代が終わり、都市が繁栄してきたところ、江戸の町では、「火事と喧嘩は江戸の花」と言われるほど火災も頻繁に発生しました。
そのため、武家を重点に守る「武家消火」と一般の町屋を守る「町火消」を組織、編成しました。
・武家火消
→定火消
江戸幕府が旗本2人を消防役に任命し、「定火消」という常設の消防組織を作りました。
のちの「公設消防」の元祖となります。
→大名火消
譜代大名による消防隊で、主に江戸城、武士の家を火事から守るための組織です。
・町火消
武家による火消は、主に武家を守る消防組織でした。
そのため、八代将軍 徳川吉宗は、南町奉行 大岡越前守忠相と大火対策を協議し、町人による「町火消」を編成しました。
消防の歴史 明治時代
明治維新に伴い、「武家火消」は廃止になり、「町火消」は東京府に移管され、「消防組」となりました。
全国的には公設の消防組は少なく、ほとんどが自治組織の私設消防組で名前だけというのが実情でした。
そこで政府は、消防制度を全国的に整備し、効率的な消防組織を育成するため、明治27年に「消防組規則」を制定しました。
消防の歴史 大正時代
消防組は、国内治安を担当する警察の補助的役割を果たしながら、急速に整備されたが、常設の消防組織は「東京」と「大阪」にあるのみでした。
大正8年「特設消防署規定」により、京都市、神戸市、名古屋市、横浜市の4都市にも公設消防署が設置されました。
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