高尾野 (たかおの) 中学校

　本校区は，平成18年３月13日に旧出水市，旧高尾野町，旧野田町が合併してできた出水市の中央やや西よりに位置し，東は出水中校区，西は野田中校区・荘中校区，南は紫尾山脈を境にさつま町，薩摩川内市に接し，北は八代海に面している。東西5km余り，南北15kmの細長い地形で，南に標高1,067mの紫尾山を背負い，中央を高尾野川，西方を野田川が北流して八代海に注ぎ，田園が開け，緩やかに海に向かって傾斜している。かつての下山海岸には昭和40年９月に完成した230haの出水干拓東工区があり，荘中校区の荒崎地区とともに冬季のツルの飛来地になっている。
　地形は北部の平地（水田地帯），中心部の台地（畑地帯），南部の山岳地帯に大きく分かれている。気候は温暖で地味が肥沃で農業生産に適しており，豊かな自然環境に恵まれている。そのため古くから水稲・園芸・畜産・植木等を中心とした農業が町の基幹産業になっている。最近では，企業的経営を実現している農業者も育ちつつあり，農業の比重が県平均にくらべて高い。
また，校区内工業団地への中小企業の進出や出水市街地への就労者が生活根拠地として住居を求めている事などから，人口の微増傾向にある。したがって，保護者の職業構成は様々である。
 

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