令和3年度学校長あいさつ

更新日:2021年4月1日

   

                        【令和3年度学校経営グランドデザイン】


本校は,昭和22年5月に大川内村立大川内中学校として開校し,昭和29年10月には大川内村出水市編入合併により出水市立大川内中学校となりました。開校以来70年,激動する歴史の中で,400人を超える生徒数は平成25年度には14人にまで減少しました。令和3年度は,特認校生20人を含む28人で伝統を継承し,新しい歴史の創造に取り組んでいるところです。

本校は校訓「勉学・自主」「友愛」「根性」のもと,有為な人材の土台作りをしてきました。それは,歴史や伝統を大切にしながら,校歌の一節『大中健児の意気高し』のように高い志を抱き,強い精神力『根性』で日々努力してきた卒業生や地域の大先輩方の情熱によるものだと思っております。

さて,平成28年度から地域住民代表5名からなる学校運営協議会を設置し,コミュニティ・スクール(CS)となりました。21世紀型能力【基礎力・思考力・実践力】の育成を目標に,社会に開かれ,時代とつながる教育課程を橋口進運営協議会委員長を中心に推進しているところです。具体的には文化,健康・安全,環境整備,キャリア教育の4つのプロジェクトチーム(PT)で多彩な授業・行事支援をしていただいています。棚田での米作り,技術・家庭科授業(栽培,電気,郷土料理),韓国順天市中学生との出水武家屋敷での交流等,前期だけで延べ150名を超える地域の方々が指導・支援してくださいました。また,平成30年度から大川内小との小中一貫教育を本格実施しています。中学校の教員が小学校に出向き,小学6年生の理科,英語,音楽を全時間担当しています。12月からは,毎週金曜日に小学5・6年生が大川内中学校に登校し,6年生は1時間目から6時間目まで中学校の教師が教科ごとに指導を行っています。

平成28年度以降の高校入試においては,鶴丸高校,甲南高校,松陽高校,鹿児島高専,都城高専をはじめ出水市内のすべての高等学校に全員が合格しています。また,令和元年度の全国学力・学習状況調査は全教科で全国比を大きく上回り,令和2年度の鹿児島学習定着度調査も県平均及び県目標数値を大きく上回りました。

さらに,文芸サークル☆ハッピークローバーは子供の読書活動優秀実践校として平成28年に文部科学大臣賞を受賞し,陸上部は令和元年度に男子共通ジャベリックスローで県1位(全国大会出場),令和2年度も1年女子砲丸投,1年女子走幅跳の2名が県1位に輝き,共通男子砲丸投県2位,共通男子走高跳県3位にも入賞しました。現在,令和3年度は全国大会出場にも照準を当てて練習しているところです。

このように生徒は高い目標を掲げ,「小規模校でも大規模校には負けない」文武両道を目指して日々努力を続けております。令和3年度は,「進化」のキーワードをもとに,職員、生徒共に,伝統を受け継ぎ,さらに発展させるべく,決意を新たにして努力してまいりますので,よろしくお願いいたします。
   
令和3年4月1日                                                                                                                

                                                      小中一貫校
                                                      出水市立大川内中学校
                                                      校 長  山 﨑 幸 一
 

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