更新日:2023年4月1日
一般に体の血液の20%が急速に失われると出血性ショックという重篤な状態となり、30%を失えば生命に危険を及ぼすといわれています。したがって、出血量が多いほど、止血手当を迅速に行う必要があります。
出血時の止血法としては、出血部位を直接圧迫する直接圧迫止血法が基本です。
1 出血部位を確認します
2 出血部位を圧迫します
◆ きれいなガーゼやハンカチ、タオルなどを重ねて傷口に当て、その上を手で圧迫します。
◆ 大きな血管からの出血の場合で、片手で圧迫しても止血しないときは、両手で体重を乗せながら
圧迫止血をします。
ポイント ・止血の手当を行うときは、感染防止のため血液に直接触れないように、できるだけビニール手袋やビニール袋を使用します。 ・出血を止めるために手足を細い紐や針金で縛ることは、神経や筋肉を損傷するおそれがあるので行わない。 ・ガーゼなどから血液が漏れてくるのは、出血部位と圧迫位置がずれている、又は、圧迫する力が足りないためです。 |
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