更新日:2023年4月1日
1 傷病者に反応(意識)がある場合
傷病者に「のどが詰まったの?」と尋ね、声が出せず、うなずくようであれば窒息と判断し、直ちに行動しなければなりません。
◆ 119番通報するよう誰かに頼むとともに、ただちに以下の方法で異物の除去を試みます。
◆ なお、傷病者が咳をすることが可能であれば、咳をできるだけ続けさせます。咳ができれば、異物
の除去にもっとも効果的です。
ポイント ・妊婦(明らかに下腹が大きい場合)や乳児に対しては、(2)の腹部突き上げ法は行ってはいけません。 (1)の背部叩打法のみを行います。 ・横になっている、あるいは座っている傷病者が自力で立ち上がれない場合は、(1)の背部叩打法を行います。 ・腹部突き上げ法(ハイムリック法)と背部叩打法の両方が実施可能な状況で、どちらか一方を行っても効果のない場合は、他の一方を試みます。 |
(1) 背部叩打法 | |
◆ ひざまずいて、傷病者を自分の方に向けて 側臥位(横向け)にします。 |
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◆ 手の付け根で肩甲骨の間を力強く何度も連 続して叩きます。 |
(2) 腹部突き上げ法 ※妊婦及び高度な肥満者には不可 (ハイムリック法) |
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◆ 腕を後ろから抱えるように回します。 | |
◆ 片手で握りこぶしを作り、その親指側を 傷病者のへそより上でみぞおちの十分 下方に当てます。 |
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◆ その上をもう一方の手で握り、すばやく 手前上方に向かって圧迫するように突 き上げます。 |
2 傷病者の反応がない場合
反応がない場合、あるいは最初は反応があったが途中からぐったりして反応がなくなった場合には、直ちに通常の心肺蘇生法の手順を開始します。
1 直ちに助けを呼び119番通報します。
2 気道の確保を行い、次に人工呼吸を2回行います(省略可)。
3 心肺蘇生法を行っている途中で、口の中に異物が見えたら、異物を取り除きます。
4 口の中に異物が見えないときは、異物を探すのに時間を費やすことはせずに、胸骨圧迫30回と 人工呼吸2回を繰り返します。
お問い合わせ先
- 消防本部
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鹿児島県出水市緑町50番2号
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