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出水市令和5年第4回定例会 第5日

○7番(南鶴洋志議員) おはようございます。12月12日、12番目の質問者でございます。ちなみに、誕生日は22日でございます。よろしくお願いします。
早速ですが、通告に従い質問いたします。
大項目の1、成人のひきこもりについて伺います。この質問は田上真由美議員が、令和3年第1回定例会で一般質問されております。
ここ数年、メディアでも8050問題が日本の高齢化社会での深刻な問題として取り上げられています。8050問題は、成人のひきこもりが主な原因です。成人のひきこもりは、地域社会に様々な影響が生じる可能性があります。経済的影響、社会的孤立、職業的な機会の損失、身体的健康の悪化、精神的健康の悪化、家族関係の悪化、自己肯定感の低下、犯罪や非行のリスクなど、総じてひきこもりの増加は地域社会に様々な課題をもたらす可能性があります。予防や対策のためには、包括的で理解あるアプローチが求められます。
そこで、(1)本市における、成人のひきこもりの現状と要因について、具体的な数値や傾向について把握しているか。主な原因や要因について理解しているか、伺います。
(2)本市における、成人のひきこもりの対応について、現状の取組について伺います。
(3)自立に向けた就労支援のなどの強化について、ひきこもりの方々に対して、就労支援やスキルトレーニングなどのプログラムが提供されているのか、伺います。
次に、大項目の2、ゲーム・スマホ依存について伺います。
2018年、厚生労働省研究班による、中高生を対象にした調査で、93万人にネット・ゲーム依存が強く疑われ、2013年の調査に比べ倍増していることが分かりました。ネットやスマホの過度の使用によって、生活リズムが乱れ、健康や学業に支障を来す子供が増えており、医学的にも社会的にも重要な問題となっております。ゲームやスマートフォンへの依存が続くと、様々な懸念事項が発生する可能性があります。社会的孤立、学業や仕事への悪影響、身体的健康の悪化、精神的健康の問題、リアルな人間関係への悪影響、経済的損失、ネットいじめやオンライン危険への露出、時間の浪費、これらの懸念事項は、ゲームやスマートフォンの使用が過度になった場合に、特に顕著になります。バランスの取れたライフスタイルや適切なデジタルリテラシーの向上が、これらの懸念事項の軽減に寄与することが重要です。
私は、鹿児島の教育県民週間にて、米ノ津東小学校の学校保健委員会で、講師、増田クリニック院長、増田彰則先生による講話、「ネットゲームの長時間使用が子供の心身に及ぼす影響」を聴講いたしました。増田先生は診療内科医として、近年の子供たちに見られるネットやゲーム、スマホへの依存や疾患が、もはや見逃すことができない新しい段階に入っていることを、自らの診療事例、海外の研究成果、国内及び世界の統計結果などを用いて、説得的に明らかにされました。ゲーム依存が就寝時間を遅らせ、睡眠時間を減らし、睡眠不足のゆえに脳の回復を妨げ、深刻な睡眠障害につながっているとのことです。
そこで、(1)小・中学生の現状について、ア、ゲーム・スマホ依存の影響認識について、依存症が個々の生活に与える具体的な影響について伺います。イ、本市での、小・中学生の現状把握はできているか。具体的な数値や傾向について伺います。ウ、教育現場での具体的な対応、指導、家庭との連携、サポート等について伺います。
次に、(2)子育て世代、保護者、現状について伺います。同じく、増田彰則先生は、南日本新聞にて、「2歳児問題を考える」という寄稿を出されており、その記事を読みますと、三つ子の魂百までということわざがあります。三つ子、3歳は数え歳とのことで、現在の満2歳児のことと考えると、この時期の体験、インプリンティングがその子の一生を形づくっていくという、最も大事な時期ですよ、ということを表しています。2歳児問題は、その大切な時期に、ゲームやスマホを依存してしまう子育てに、警鐘を鳴らしているのです。本市の子育て育児世代の方への対応について伺います。
ア、スマホ育児のメリット、デメリット。イ、スマホ育児・スマホ子守りによる弊害が指摘されています。こういった保護者向けの指導、対策等について伺います。
次に、大項目の3、防災対策について。近年の平均気温の上昇や大雨の頻度の増加など、気候変動及びその影響が世界各地で現れており、気候変動問題は、人類や全ての生き物にとって、生存基盤を揺るがす気候危機とも言われています。個々の気象現象と地域温暖化との関係を明確にすることは容易ではありませんが、今後、地球温暖化の進行に伴い、このような猛暑や大雨のリスクはさらに高まることが予測されております。
また、12月2日夜、フィリピン、ミンダナオ島付近を震源とする地震、マグニチュード7.7が発生し、日本でも津波が観測されました。3日夕方には、インドネシア・スマトラ島、マラピ火山で大規模噴火が発生しました。このところ、太平洋地域で大規模な地震や噴火が相次いでおり、専門科は「将来的に、日本を襲う大地震にも警戒が必要」としています。
将来、予測される被害を回避し、軽減するため、適応の取組が必要となります。そこで(1)防災対策活動状況について、防災訓練等のソフト面、避難施設や避難所の整備状況のハード面について伺います。
次に(2)自主防災組織について伺います。今年の7月に議会報告会及び意見交換会を開催いたしました。その中で、現在の自主防災組織、避難行動要支援者の個別計画について、疑問を抱かれている方がおられました、そこで、本市の自主防災組織率は100%ではありますが、実態は役員名簿だけではないのか、現況を伺います。ア、自主防災組織の活動状況、イ、本年度新事業の自主防災組織活動支援事業、自主防災避難所設備等整備事業の執行状況。ウ、避難行動要支援者の個別計画策定の進捗状況について。こちらは、令和4年第2回定例会一般質問での答弁が、「関係課が集まり、準備を進めている、対応を検討中」とのことでした。進捗状況について、伺います。
次に、(3)避難所空調設備を導入する際、災害に強いLPガス空調を検討する考えはないか、伺います。屋内運動場が避難所となる場合、災害時には電力供給が不安定な場合がありますが、LPガスを使用した空調設備は、比較的頼りになるエネルギーソースとなります。つまりは、LPガスが災害に強い動力源とされている点です。事例では、阿久根市の学校、出水工業、野田女子高の屋内運動場に導入されているようです。コスト的にはまだまだ問題がありますが、次に避難所空調設備を導入する場合、LPガス空調を検討する考えはないか、伺います。
最後に、大項目の4,交通安全対策についてです。12月10日から、年末年始の交通事故防止運動が始まりました。スローガンは、「年末年始、ルールとマナーで鹿児島路」運動の重点項目1「夕暮れ時、夜間の交通事故防止」、2「自転車乗車用ヘルメットの着用推進」、3「飲酒運転の根絶」となっているようです。市内では残念ながら、今年3件の交通死亡事故が発生しました。
そこで、(1)市内における交通事故の発生状況、(2)児童・生徒、75歳以上の高齢者の交通事故発生状況、(3)事故が多発している場所と時間、(4)野生獣が関係する交通事故の発生状況、(5)本市が取り組んでいる交通事故防止対策を伺いまして、壇上からの質問を終わります。

○7番(南鶴洋志議員) 早速ですが、1番の成人のひきこもりについて、質問させていただきます。
ひきこもり数、出水市で41名という数字を出していただきました。以前、田上真由美議員が質問されたときは60名という数字だったんですが、この数字については、いろんな見方によって数字が変動するので、そこまで細かくは言いませんが、年代別で分かれば教えていただきたいと思いますが。

○7番(南鶴洋志議員) 先日、日髙議員もひきこもり・不登校について質問があったんですが、そのときには完全なひきこもりということで21名の学生、子供さんがいらっしゃったんです。将来的には、子供さんの不登校が大人へのひきこもりにつながっていくと思うんですが、この子供さんたちの情報というのは、今後大人になって、多分、安心サポートセンターでみられるということだったんですが、その連携は取れているかどうか、伺います。

○7番(南鶴洋志議員) 今年度から訪問支援を、アウトリーチ支援員を使ってやっていらっしゃるところです。
学校のときには、定期的に先生が不登校の子供さんのところに面会に行ったりとか、電話で確認をしたりしているんですが、今現在、アウトリーチ支援員を使った具体的な内容、定期的な頻度とか内容について、もうちょっと詳しく教えていただきたいのですが。

○7番(南鶴洋志議員) 今、課長のほうが「情報が取れたら」ということで、情報があったり、相談に来られた方に対して支援・相談をやっているということなんですが、実際に、相談がない方、潜在的に隠れているひきこもりの方、そういった方に対してはどのような対応を取られているか伺います。

○7番(南鶴洋志議員) では、今、冒頭申し上げられた41名以外にも、ほかにも隠れひきこもりの方というのは存在するのか、伺います。

○7番(南鶴洋志議員) 先ほどの御答弁で、民生委員さんの話があったんですが、安心サポートセンターの中で、それ以外に民生委員さんもいらっしゃると思うんですが、市内には家庭相談員さん、あと社会福祉協議会とかの関連、どのような役割を持っているか教えていただきたいんですが。

○7番(南鶴洋志議員) では、次の質問ですが、地域住民への啓発と教育ということで、この間も11月15日にひきこもり支援者のための研修会を行われているようですが、それ以外にありましたら御紹介いただければと思います。

○7番(南鶴洋志議員) (3)自立に向けた就労支援などの強化についてで、社会参加の一つである就労支援として、就労準備支援事業を実施されているということでした。実際には、具体的な事業所は「かえるの家」さんとかになるんでしょうか。

○7番(南鶴洋志議員) 「おれんじの家」の中の「かえるの家」でひきこもりの方が利用されているということで、文教厚生委員会でも現地調査をさせていただきました。改めて、かえるの家の現在の利用者をお伺いいたします。

○7番(南鶴洋志議員) 総じて聞いたところ、相談センター、アウトリーチの支援員を配置して、相談に来られる方、あるいは情報が来た方に対して何らかの形の対応を取ってられるということで、徐々にアウトリーチ型になってきているので問題はないかなと思うんですが、できるだけ今、そういうアウトリーチとか伴走型という言葉が出ていますので、そういったもので取り組んでいただければと思います。
ここで、書画カメラ1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これ藤里町といいまして、秋田県にある町で、藤里町とグーグルで検索すると、その次に「ひきこもり」というぐらい有名なところでございます。クローズアップ現代にもこの町が紹介されたところで、青森県が上にあって、ちょうど青森県との県境に藤里町。人口は少ないです、3,150名の小さな町でございます。次の書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これ、2005年度から「福祉でまちづくり」という合言葉に力を入れているところで、一番下の行を見ていただければ(5)ですね、「次世代の担い手づくり」ということで、若者支援、ひきこもり者及び長期不就労者及び在宅支援事業ということをやっていらっしゃるそうです。
次のページをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)先ほども本市でもお話があったと思いますけど、治療ではできない福祉だからできる支援ということで、ここでも3,000人ぐらいしかいないところなんですけれども、ひきこもりの実態調査をされています。113名を把握して、できるだけ面会をするということを心がけて、アウトリーチ、先ほどお話がありました家庭訪問による情報提供を取ると。地域ぐるみでの支援ということで、福祉の拠点、コミットというのがあるんですが、これもこの町は社会福祉協議会が主体となっているようでございます。
次のページをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)農業支援等もやっておりまして、このように左にも書いてあるように、左の写真、きれいなお姉さんたちのお手伝いを、右の写真を見ていただければ、ひきこもりをされた方がお手伝い。地道に、最初はこういうところから手がけていっていらっしゃるということでございます。
このように、先進事例地とか視察研修とか専門家の指導、近隣との情報交換とかはされているのか、伺います。

○7番(南鶴洋志議員) これもう本当に地道な連携が必要になると思いますので、今後も、繰り返しですけれども、この対策は課題が多岐にわたりますので、十分注意しながら、私も定期的に検証していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
次の質問に移らさせていただきます。ゲーム・スマホ依存についてです。いろいろ、対策は取られているようですけれども、いろんな対策を取っていらっしゃるんですが、改善傾向にあるのかお伺いしたいのですが。

○7番(南鶴洋志議員) 私も先ほど申し上げたとおり、教育週間で8つの学校を見させていただきました。特に、特徴だったところが、1クラス2クラス、やはり集中力がない子、ぼーっとしているような子供さん、あるいはぼーっと寝ている、もっとひどくなると机に伏せて寝ている子も見たりするんですが、教育長も学校をよく見られていると思うんですが、教育長は実際の現場を見られて、そのような印象はお持ちでないか伺います。

○7番(南鶴洋志議員) 先ほどの御答弁で、平均利用時間が2時間未満と回答した生徒、小学生が71.1%ということで、逆にいうと29%の方が2時間以上、何らかの形で利用されているということでございます。
最近、一般質問で議員の方が本を紹介するので、私もちょっと紹介させていただきます。先ほどの増田彰則先生の「危機にある子育て環境」ということで、南日本新聞社が発売しているやつでございます。これを見ると、ここでちょっと書画カメラいきましょうか。(議場内ディスプレーへの資料表示)この増田先生も、多分教育長も御存じだと思いますが、さつま町の出身の方で、さつま町ではじめて子育て支援大使ということで任命された方で、まず一番最初に、状況把握、さつま町で依存症の調査をしようということで調査をされて、現状を確認されたところでございます。出水市でも、先ほどのように細かく調査をしていただきました。
次のページをご覧ください。(議場内ディスプレーへの資料表示)これちょっと、白黒で見づらいんですが、これ内閣府がつくったネット利用時間の変化でございます。黒色じゃなくて、ちょっと白っぽいのが2022年度、黒いほうが2019年度ということで、それぞれ乳幼児、小学生、中学生、高校生、それぞれ上がっています。1日2時間使用した場合、1年間で換算すると1か月間はネットを利用していると。仮に4時間ネットを使うと、1年間で2か月はネットばかりやっているということになります。
次のページをご覧ください。(議場内ディスプレーへの資料表示)これちょっと、また細かくてすみません。これは鹿児島県内の小学生の状況です。これも増田先生がつくられた資料なんですが、ゲーム・スマホ時間と睡眠の関係ということで、寝つきが悪い、ぐっすり眠れない、朝が起きれない、昼間が長い、ともに2時間を超えると影響が2倍になっていくのが御覧になれるかと思います。
次のページをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)これゲーム依存の低年齢化ということで、どんどんどんどんゲーム依存の低年齢化が出ております。小学生のほうは、小学男子では全体の17%、これがどんどんどんどん上がっていまして、高校生になると逆転して女子のほうが多くなっているような状況でございます。
ルールづくりのポイントということで、増田先生が言われるには、小学生は1日30分だよと、中学生、高校生は1日1時間ということで、これもちょっと厳しい話かなと思いながら見ていたんですが、そういうことを言われています。あと、宿題が終わったらゲームはNG。保護者であったら「宿題をしたらゲームをしていいよ。」とか「テレビを見ていいよ。」という話をされると思うんですが、私のときもそうやっていたんですが、「それをやってはいかんよ」ということを言われていました。あと、寝る1時間前は必ずやめるということで、やっぱりこのブルーライトというのが目に刺激があるので、できるだけ寝る1時間前はやめましょうということでした。
あと21時以降はできるだけ寝るということで、できるだけ小学生の場合は1日10時間、9時から寝れば7時くらいになって10時間の睡眠がとれるということです。我々のときも、できるだけ9時には寝るように、試験のときは別にして寝ていました。10時まで起きていたのは、ザ・ベストテンがある木曜日ぐらいかなと。それ以外は完璧に9時に。8時だよ全員集合が終わったら、本当にカトちゃんが言うとおりに、歯を磨いて寝ていたなという記憶があります。ただ、最近の子供たちは、なかなかそういうわけにはいかないところがありまして、それを増田先生は強く言っておられました。
これ、教育長も御覧になって増田先生の話は御存じかと思いますが、改めて、それてについて御感想をお願いします。

○7番(南鶴洋志議員) 教育長の御答弁のとおり、10歳までにしつけをしないと依存症をとくことが難しいと言われていますので、ぜひ、啓発、注意をお願いしたいと思います。
先ほど、教育長からお話があった出水の家庭教育のスローガン、「みんなでぎゅっ!育ててみせる出水の宝子」という言葉、本当にいいんですけれども、実際にそのときだけなんですね。その文章を講演会とかイベントのときにいただくんですけれども、実際に中身がないといったら失礼になるんですが、じゃあ実際に具体的に何をやっているのといったら、あんまりイメージがないと思いますので、ここでちょっと書画カメラの2の5をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)
こちらも、先ほどのさつま町での取組です。お風呂ポスターというのがあります。こんな感じで、やっていることは出水の宝子の下のほうに書いてあるようなことをお風呂の中で貼れるようなポスターをつくっていらっしゃいます。これを各学校に配ることをやっていらっしゃいます。これ、最近じゃなくて5年か6年ぐらい前、私がPTAの役員のときに研修会に行ったときに、「あんたたちも買わんね。」と言われたことがあるんですけれども、販売もされているようなものです。
次のページをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)こちらは睡眠メディア日誌ということで、こちらもさつま町が手がけているやつで、年間100万円ぐらいの予算をかけて、全学級、学校に配布をされております。これによって3か月、このような取組をしていらっしゃって、1年生から6年生、452名に3か月つけてもらったそうです。これによって、毎日記入した子供が31%が早く寝るようになって、29%で朝早く起きるようになったと答えられているそうです。また、ネット利用に関しては、毎日記入した子供が35%、ゲームやスマホの使用時間を決めて守るようになったということで、大変利用価値があると思うんですが、このような取組、出水市でやっていらっしゃるのか。各学校でやっているかもしれませんけれども、その辺の内容をお伺いします。

○7番(南鶴洋志議員) 先ほど大久保教育長のお話の中でも、乳幼児の説明というのが必要だということもちょっと触れていただきました。スマホ育児、幼児について、先ほどの御答弁の中で、スマートフォンの使い方についても保健指導を行っているということだったんですが、実際に保健師さんからの説明、指導になっていると思うんですが、先ほどのお話があった増田先生のお話を聞くとか、そういった機会を設けるようなことはできないか、伺います。

○7番(南鶴洋志議員) 多くの人がスマホやゲームを利用する中、健康な利用方法やリスクについて、理解が追い付いていないのが現状かと思います。スマホゲーム依存対策の課題は、適切な情報提供や教育不足です。ぜひ、今後とも、改善のほうをよろしくお願いいたします。
次の質問に移らさせていただきます。防災対策についてです。防災対策、ソフト面・ハード面について御説明いただきました。特にはないんですが、自主防災組織について伺います。改めて伺いますが、今現在の自主防災組織の団体数をお伺いします。

○7番(南鶴洋志議員) それで、その(2)で実際に活動をされていることになるんですが、自主防災組織の活動ということで、活動の内容がどういうのがあるかと申し上げますと、防災知識の普及啓発、防災点検、防災資機材の整備点検、防災訓練等、各組織でやっていらっしゃると思うのですが、このような活動をやっていらっしゃる団体はどのぐらいあるか、お伺いします。

○7番(南鶴洋志議員) それは、なぜ把握はされないんですか。計画とかは出してもらわないんですかね。

○7番(南鶴洋志議員) では、次の質問に移ります。
(2)イですね、本年度開始しました新事業の2点の事業です。先ほどの御答弁で、空調設備4団体、トイレ洋式化が2団体ということでした。この合計6団体あるんですが、実際にこの6団体は自主防災組織の計画どおりに活動されているのか。計画があったのか、伺います。

○7番(南鶴洋志議員) おかしいと思うんです。これ、実際に、自主防災組織を立ち上げたところに、この補助事業があっていると思うんです。実際に計画がない、活動がない組織に対して、こういうものをやるというのは、他の例で申し上げると、自らの自治会の財源で空調設備、トイレの洋式化をされているところがあると思うんですが、それとの差別化を図るためにも、何らかの形で、この計画なり予定なりを出してもらうべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

○7番(南鶴洋志議員) 実際に避難する場合は、訓練がないと避難もできないかと思うんですが、この事業は次年度もされるのか伺います。

○7番(南鶴洋志議員) この支援事業の中で、防災資格取得に係る費用の一部も補助事業ということで入っていますが、実際に実績がなかったようですが、その辺はどうなんでしょうか。お伺いします。

○7番(南鶴洋志議員) これまでの御答弁の中でも、ほとんど、この自主防災組織の大半が機能していないというのが分かりました。
これ、アンケートとか実態調査をするお考えはないか、伺います。

○7番(南鶴洋志議員) 答弁の内容を、もう一回教えてもらっていいですか。

○7番(南鶴洋志議員) それは、実態調査をするということでよろしいんですかね。

○7番(南鶴洋志議員) それでは書画カメラ3の1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)どこもですね、出水市だけではありません。なかなかこの自主防災組織、機能していないというのが分かります。インターネットで見ると、やはり自主防災組織の実態調査をする自治体、もうほとんどが出ています。毎年のように、自治体でアンケートを取ったりしているところがあるんですが、これもう一例です。これは議会でメモ書きでどこの議会か忘れたんですが、総務委員会で議会で取られたアンケートの内容です。鶴田委員長、ぜひ、お願いします。
ここで書いてあるとおり、アンケートを総じて課題と感じたこと、自主防災組織全般で2行目です、「自主防災会の設置目的や活動に対しての方向性、方針等が漠然としていて、何をすべきか明確になっていない。」その次の行、「自主防災組織の見直しを感じているが、人材育成が進まず、担い手不足が否めない。」「自主防災組織が同じで、任期ごとで入れ替わり、職務継承ができていない。」「役員の高齢化と担い手不足」一番下の行、「防災リーダー等の育成が進んでいない。」
このように、いろんな問題が出て、自主防災組織が難しいよというのをアンケートでも出ています。ぜひ、調査をしていただいて、ぶっちゃけ風呂敷を広げて、問題点を常時追及、対策を取っていただければと思います。
そのアンケートの中でお願いしたいのが、組織の役員の中に女性が入っているか。こういったものも、今、女性参画の意識も問われていますので、ぜひお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○7番(南鶴洋志議員) ぜひ、お願いします。
自治会加入のメリットの中に、自主防災組織があるということは認識しております。それでも、実際、機能していないというのが実情でございますので、ぜひ、前向きな取組をお願いします。
最後の交通安全対策について、質問いたします。
るる警察のほうからの資料、データをいただきました。人身死亡事故、残念ながら3件ありました。私の地区、米ノ津東地区、切通地区の方面でいうと、やはり県境の3号線、非常に事故が多いかなという気がいたします。御存知かもしれませんが、私も国道3号線の花壇整備をしとったら、来るたび来るたび、パトカーや救急車が行き来しているので、「ああ、また、あっちに行ったな」というのを思っているところでございますが、実際に、この事故が多発しているんですが、これに対して警察への呼びかけとかというのは、どのようにされているかを伺います。

○7番(南鶴洋志議員) ほかのところ、ほかの市をみますと、交通死亡事故が発生したところは何らかの看板があったりするんですが、出水市の場合はあんまりそういうのがなくて、お地蔵さんが置いてあったりするのがよく見るんですが、ここで書画カメラ4の1をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)
これ、米ノ津東校区、米ノ津東自治会の野間之関所の100メートル、200メートル先の交差点です。これ、昨年も非常に事故があって、このように看板と囲いをつくってもらって、対策を取っていただきました。本当にありがとうございます。このような端々にカーブミラーの所に看板のようなものがあるんですが、実際に死亡事故が発生したときに、このような看板類はできないのか。警察署、交通安全協会等にお願いできないのか、お伺いします。

○7番(南鶴洋志議員) では書画カメラ4の2をお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)道路標示ということで、先ほどお話があったので、同じく米ノ津東の事故があった交差点のところに、ちょっと見づらいですけど、路面に表示が「交差点注意」ということで書いてあります。右隣がよく面白路面ということで、「あ!」ということで、横にエクスクラメーションマークをつけての表示もあります。こっちのほうが工事の費用、時間とかもかからないと思います。それだけ削減するぐらいなら、ほかの路側帯の薄くなっている線などを引いてもらえれば、もっとうれしいかなと思っているところでございます。
次の書画カメラをお願いします。(議場内ディスプレーへの資料表示)先ほどの看板の依頼です。この病院搬送まで2時間と書いてあるのは、これは北海道で田舎のところで「病院まで行くのに2時間あるから、あんたたち、事故しないでくださいね。」という、これは自治体がするようなやつじゃなくて、近くの業者さんとかが自らでつくられたやつなんですが、真ん中の「一時停止厳守」、「死亡事故発生地点」とか、その右の「スピード落とせ」とかという看板でもあれば、本当に意識が高まるんじゃないかなと。切通の交差点、私も昨日も見ましたけれども、こういう看板の掲示とか一つもないです。一つあったといえば、マルイグループのやつがあったんですけれども、本当、もう看板の字がめくれて、あんまり見えないような状態だったので、その辺もぜひ、何かの協議会があったときにでも、おっしゃっていただければと思います。特に、答弁は求めません。
時間もそろそろなので、まとめに入りたいと思います。歩行者、自転車用の安全対策ということで、もっともっと事故が減るようにお願いしたいと思います。また、忘年会シーズンでございます。お酒が入る機会が増えます。近年、町のほうだったんですけど、町の職員の方が酒気帯びで検挙されたりとか、教員の方が飲酒運転の車に同乗して捕まったりという話もあります。議員もそうですけれども、そういうことがないように努めてまいりたいと思います。
私の質問は、これで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。