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出水市令和5年第4回定例会 第3日

○大久保哲志教育長 迫田小百美議員の御質問にお答えします。
高齢者との交流活動を通して高齢社会の現状や認知症の方を含む高齢者に対する理解を深めることは、必要であると考えています。本市の学校では、これまでに、総合的な学習の時間などで、市が実施している出前講座を活用して認知症サポーター養成講座を行っている学校があります。
また、その他の認知症への理解を深める取組として、福祉に関する調べ学習や体験学習を実施して、認知症に対する理解を深めております。

○大久保哲志教育長 認知症サポーター養成講座を受講しての成果といいますか、子供たちの感想でありましたり、それから変容でありましたり、こういったことについてですけども、まず、講座を実施した後には、子供たちに多く見られたのは、やっぱり、これまで間違った認識を持っていたと。そういう意味では認知症のことを正しく知ることができた。そしてまた、これからは自分にできる認知症の方々へのサポートをしていきたいと、こういった感想が多く見られたということです。
それから、変容としましては、学校での福祉活動に関心を持って、積極的に行動を起こす子供が増えたというような、そういった姿が見られるようになったというような声も聞いております。

○大久保哲志教育長 今、最初に答弁しましたとおり、これからの高齢化社会の現状を考えますと、こういった認知症の方への理解を深めると、こういうことは必要であると私も思っております。ただ、今、学校では、社会で起こっている様々な課題、例えば、18歳に成人年齢が下りた関係で、主権者教育が必要だとか、あるいは消費者教育が必要だとか、社会で起こっている様々な問題に対してそういった教育が必要だという声が非常に多くありまして、もともと学校では授業時数というのは国社数理英音美体技家、そういったものが割り振られておりまして、それ以外の、例えば、先ほど申しました主権者教育とか消費者教育、それから、性に関する教育や人権教育、安全教育、郷土教育、環境教育、もう様々なものが学校に課せられている関係がありまして、それを全ての学校で同様に扱うとなると、学校の実情においてはかなり無理が来ることが分かります。ですので、先ほどもちょっとお話しましたように、例えば、総合的な学習の時間で行っている活動の中に、そういった認知症の方を理解する学習が入っているとか、それから、教科の中で扱う中で認知症に関する話題が出てくるとか、こういった形でカリキュラムを組んで、工夫して各学校ではやっておりますので、一律に、例えば、認知症サポーター養成講座をやってくださいというふうな形で持ってきますと、かなり学校に無理をかけることになりますので、そこは各学校の実情に応じて工夫をしながら実施していくという形を取っていかざるを得ないというふうに考えております。

○大久保哲志教育長 出水睦雄議員の御質問にお答えします。
出水商業高等学校体操同好会へのサポートですが、以前、同好会の監督に体操の用具や設備等の補助や支援について必要ないか協議したことがあり、その際に施設等は商業高校の体操同好会だけではなく、一般の体操教室としても使用しているため、その支援を遠慮された経緯がございます。そこで、市としては、これまで九州大会や全国大会へ出場する際の旅費等の補助や通常の活動に対する部活動等強化支援補助金の支給を行うこととしたところであります。
先日、テレビで放映された「奇跡のレッスン」については、世界的に著名な内村航平氏が指導することや、放送日が決定していないことから、収録等も極秘で行われたと聞いております。10月下旬に放送日が決定したと放送局から連絡がありましたが、これまでも一般的にはテレビ番組の放送について市民への周知は行っておらず、番組の具体的な内容等についての確認もできなかったことから、市民への周知は行っていません。しかしながら、市内の小・中学校には、アスリートを招いて行う夢の教室の趣旨に類似していると判断し、周知したところであります。なお、今後、放送局から放映を録画したDVDが届きますので、これを有効に活用していきたいと考えています。
また、体操同好会の体制については、指導者や保護者から部活動として取り扱う要望等があるとは聞いておりませんが、今後、そのような要望等があった場合には、学校において様々な角度から検討していくことになると考えます。

○大久保哲志教育長 まだ選手とは直接会っておりませんので、今後、報告等があった際には話をすることもあると思いますけども、私はこの番組の中で見ていて、世界のトップに君臨したアスリートから子供たちが目を輝かせて話を聞いて、そして、どんどん変容していくと。こういうふうにやっぱりトップのアスリートからのアドバイスは、これほど大きな影響があるんだなと、まさに奇跡のレッスンだなというふうなのを感じました。子供たちにはやはり、私いつも教育をする上では、子供たちに夢や希望を持って、その実現に向けて頑張ってほしいというのがありますので、一人一人、目指すところは違うと思いますけども、またこれからもそれぞれの目標に向かって頑張ってほしいということを伝えたいというふうに考えております。

○大久保哲志教育長 私は見ております。

○大久保哲志教育長 放送の中でもちょっと出ておりましたけども、どういう生徒か細かい私のほうは情報は持っておりませんけども、鹿児島県内だけでなくて、全国からこういった体操競技について幼少期から興味を持って、そして熱心に取り組んできた方で、そしてここの出水商業高等学校の体操部の状況を聞いて、こちらに来て、そして練習に取り組んでいる子供たちと、そういうふうに理解しております。

○大久保哲志教育長 学校としてのサポートでございますが、今、具体的な体操競技としての助言とか、そういったものは学校としてはできてないわけですけども、例えば、今度の九州大会、全国大会に出席しますと、当然、授業日であっても休まなくてはいけない日が出てくると。いわゆる公欠と言ったりしますけども、こういった授業が受けられない場合には、その授業内容を確認しまして、本人が希望する場合には、昼休みとか放課後を活用して補充授業をできるような体制を整えたりとか、あるいは、映像の中でもありましたけども、やっぱり子供たちというのは非常にすばらしい技術を持っていても、やはり子供ですから、まだ精神的に幼い部分もありますので、そういった子供たちが心に悩みを覚えたり、あるいは不安を抱えたりする場合には、担任とか、そのほかの先生方が教育相談やカウンセリングを行ったりして、そのサポートを行うと、こういった体制を学校としては行っているということでございます。

○大久保哲志教育長 学校のほうにそういった言葉があったかどうかというのは確認しておりませんけども、教育委員会のほうには直接そういったような感激したとか、そういった連絡は特にございませんでした。

○大久保哲志教育長 成績を見せていただいたんですけど、出水市から、先ほど市長から紹介がありました山﨑選手が跳馬で15.100という点数を出したというのを承知しております。

○大久保哲志教育長 競技スペースだけ、床板を張ってる部分だけで12メートル掛ける12メートルというふうには聞いておりますけど、その周りにどれぐらい取らなくてはいけないかというところまでは承知しておりません。

○大久保哲志教育長 江川野一成議員の学校施設についての御質問にお答えします。
各学校においては、学校保健安全法第27条の規定に基づき学校安全計画を策定しており、この計画に基づいて、学校職員で施設の安全点検を実施しています。安全点検の結果、学校での対応や判断が困難な場合は、速やかに教育委員会へ連絡することとしており、内容が学校施設の修繕等の場合、教育総務課職員と建築住宅課の技術職員と合同で現場を確認し、修繕が必要な場合は、修繕方法等を協議して実施するなど、市長部局の技術職員と連携して対応しております。

○大久保哲志教育長 把握というのが、全部記憶しているかと言われれば記憶はしておりませんけども、全ての学校でこういう計画をつくっているということは分かっております。

○大久保哲志教育長 中身が一言一句という意味ではなくて、例えば、学校指導の全体計画でありましたら、例えば体育指導、保健指導、給食指導、様々の観点での安全学校保健全体計画はありますので、そういった視点で重点を定めて計画をつくっているということは承知しております

○大久保哲志教育長 先ほどの答弁の中でもありましたように、安全指導という大きなくくりの中に学校施設の点検等も入っておりますので、その安全点検については各学校の中で先生方を点検箇所を決めて、そして、大体月に1回、それぞれ点検をするという形で実施してるということでございます。

○大久保哲志教育長 今おっしゃった耐震診断について、生徒が入る校舎については、近年県内のいろんな学校で耐震診断を行って、そして補強が行われたということは把握しておりますけども、今おっしゃった、例えば校舎だけでなくて学校の中にある体育倉庫とかいろんな小さな施設がありますけど、そういったところまでは把握しておりませんけども、校舎そのものは耐震診断に基づいて補強をしていっているというふうに認識しております。

○大久保哲志教育長 十分かと言われますと、教員というのは建物の専門家ではありませんので、確かに構造的な問題とか、あるいは外壁等がいつ落下するかというのは予測できない部分はあると思います。しかしながら、学校の職員としてできることとしては、毎月1回の点検を非常に細かい視点で点検をして、例えば、外壁等も落下の可能性があるところは、すぐに教育委員会と連携を取って、対応できるところは対応するような形をしておりますので、現時点では、学校職員ができることはしっかりやってるというふうに理解してます。

○大久保哲志教育長 今、子供たちの安全という視点から言えば、素人であるからこそ、少しでも危険を察知したときには、すぐに連絡を取ると。やっぱり子供たちが学校で生活する上で、どういう場面が危険になるのか。昨日の井伊議員が、例えば、水たまりができてすべりやすいと、こういったのも、先生方は傘のしずくだけではなくて、例えば、湿気が高くて廊下がぬれてるときとか、あるいは給食の後の歯みがきの後で床がぬれてる。それに対して危険を察知して指導をすると。そういうあるように、例えば、落下の可能性のある外壁のそばにはコーンを置いて立入りを禁止するとか、そういったのを事前に取った上で、その危険を察知したときにはすぐに教育委員会に連絡をして、先ほどありましたように、市長部局の力もお借りして点検、そして修繕に当たると、そういう形を取っておるとこです。

○大久保哲志教育長 一言お伝えしておこうと思って、今、江川野議員が業務委託のことなど話を提案されまして、いろいろ学校職員とすれば、そういった専門家の方が入っていただければ、それはありがたいことは十分分かっておりますが、一つお伝えしておきたいのは、私、この出水市に来て2年半ほど経ちますけども、今、学校から、例えば補修が必要な場所、あるいは不具合が生じたという場合に、本当に教育総務課もですけども、建築住宅課ですか、こういった専門の方もかなり早いタイミングで必ず見に来られます。これは非常に、今おっしゃった学校職員は専門家でないので、分からないときに、必ずすぐに来てくださるんです。これは非常にほかでは見られない、市長が子供の安全も言っていらっしゃいますけど、それをやっぱり実践される一つの小さなものではありますけども、姿ではないかと私は感じております。